コロナ禍での出産

書きたいことは他にも色々あるけれど一番情報が少なくて心細かったのがコレ。

私は2019年末に妊娠発覚、2020年9月に出産でした。

 

コロナによって受けた影響は色々あるけど

●良かったこと

●悪かったこと

●入院準備

今日は出産前後にフォーカスして書こうと思います。

 

●良かったこと

不安ばかりの中にも良いことは、意外にもあったのです。

1.立ち合い禁止

2.面会謝絶

3.感染者隔離

 

1.立ち会い禁止について

私は元から立ち会いを希望していませんでした。

「ひーひーふー…すぽんっ、オギャー」

昔はこんな穏やかなものを想像していました。

でも出産体験記の漫画でこんなものを見てしまったのです。

「うおおおおお!!!!いっそ誰か私を殺してぇぇええ!!旦那!違う!!押すのはそこじゃない!!この役立たず!!!いだだだだっ!!!」

これを読んだ私は次の理由から立ち会いは断固拒否と考えていました。

・旦那にトラウマ級の獣姿を見せてしまうかもしれない恐怖と恥じらい

・旦那、いても大して役に立たない説濃厚

(手を握ってもらうことで励まされなさそうな私の性格。そして非常事態時にはオロオロして斜め上の行動をとりそうな我が旦那、。)

 

立ち会いを経験した職場の上司は「凄まじかったけど、出産を経験した妻への感謝の念が沸いたから立ち会って良かった」と言われていましたが、それでも決心は揺らがず。

旦那は立ち合いを希望していたので、困ったなーと思っていましたがコロナのおかげ?で病院側から立ち会い禁止令!やった!

 

結果、立ち会いしなくて良かったなーと思います。

だって分娩中にウ○チも出たから、。

時間帯とか、いきみ方がわからなかったとか重なって出ちゃったんです。

産後しばらくしてから笑い話として旦那にも話ましたが、見られなくて良かった。

 

それと同じ時期、時間の入院者が少なかったのもあって助産師さんが分娩進行中にいきみ逃しの押しをやってくださったのです。

テニスボールを超的確に、どこだか自分でもわからないツボをグイッと。これまた絶妙なタイミングと力加減で。

すごく助かりました。あれがなかったら途中で息絶えてた。

 

2.面会謝絶

健診の段階までは代表者1名だけが1日5分まで面会可能だったのですが、コロナが再燃して旦那すらも面会謝絶。

寂しくはありましたが、いつ誰が来るからなどと考える必要もなく空いた時間を体の回復に充てられて良かったなーと思います。

産後のダメージは想像以上にデカい。

 

3.感染者隔離

出産した病院では事前か分娩後にPCR検査がありました。結果が出るまでは個室待機、疑いがあれば感染症病棟に隔離みたいでした。

自分も一緒に入院している人も感染症の疑いなし、という気がして安心感がありました。

実際、コロナ以外の感染症も隔離されていたのかはわかりませんが。

 

●悪かったこと

1.公共交通機関が怖い

2.母の応援が呼びづらい

3.やっぱり寂しい

4.赤ちゃんのお世話マスターへのプレッシャー

5.冠婚葬祭への迷い

 

1.公共交通機関が怖い

正産期に入るといつ出産が始まってもおかしくないわけです。

結局さいごの健診まで自分で車を運転して通院していましたが、運転中に陣痛とか始まったらどうしようかと不安でした。

旦那さんとか誰か他に運転してくれる人がいれば良いのですが、診察室にも入れず待つだけになるので、そう何回も頼みづらい、。

それから産後、平日に予定外に通院しなければならなかったときも新生児を連れて公共交通機関はリスキーで使えませんでした。

 

2.母の応援が呼びづらい

私の住居は地方県、実家は東京を越えた他県。

旦那の両親は同じ県に住んでいるけどフルタイム共働き。

コロナがなければ実家の母に産後はサポートをお願いしようと思っていましたが、感染拡大は収まらず。必ず東京を通らないと往来できない位置関係のため、最初は感染リスクの高さから母の助けは借りずに何とかしようと思っていました。

やっぱり早々に音を上げてしまい、1週間検温をしてもらった上でお願いしてしまいました。(産後は思った以上に大変。出産ってバグ多発の無理ゲーなのでは?)

旦那のお母さんはこれを心良く思わなかったようで、少々フォローが必要になりました、。

(自分も会うのは遠慮していたのに、とか、感染リスクを心配されていた模様)

コロナが無ければもっとあっさり、スムーズだったろうな。

 

3.やっぱり寂しい

入院中は面会謝絶だったので旦那とも会えず、陣痛の辛い時は寂しかったです。

また生まれた後のガッツ石松似な赤ちゃんを直接見せられないのも残念でした。

赤ちゃんの顔って日に日に変わっていくんですね。

 

4.赤ちゃんのお世話マスターへのプレッシャー

コロナの影響で産前のパパママ教室は全部無くなっていたため、赤ちゃんのお世話の仕方は入院中に全て私が覚えねば!というプレッシャーがありました。

後から振り返ればYouTubeとかで情報は落ちているのでそこまで気負わなくても良かったのですが、オムツ替えや沐浴は入院中にアヤフヤに覚えたやり方を帰宅後にうやむやなまま旦那に伝授。

我が子は手荒い沐浴によく耐えてくれました。

 

5.冠婚葬祭への迷い

妊娠中に何組かから、ありがたいことに結婚式へのご招待をいただいていました。

コロナ禍が大きくなる前に案内をもらって出席の返事をだしており、お祝いしたい気持ちと感染したくない気持ちとで、そのまま出席するか大いに迷いました。

コロナが怖くてよう行かん!と花一匁的に言うことはできますが、花嫁側の断られた時の残念な気持ちも経験したことがあるし、その後の関係性とかも考えて。

でも感染したら高熱が出たり、他にもお腹の子へ影響する可能性がないとは言い切れない。

私は残念な人間なので、正直なところ中止にならないかなーと思っていました。

(彼女は諸事情で一度結婚式を延期しているので、二度目の延期はないだろうと考えていました)

自分が花嫁側だったら「コロナのリスクは冬場のインフルエンザと一緒。ま、みんな来るっしょ」くらいに考えていたでしょう。

こう考えると以前から妊婦さんは冬場の結婚式に対して迷ったり恐れたりしていたのかな。

 

●入院準備

これ持っていって(いけば)よかった!いらなかった!を書こうと思います。

コロナだから、コロナじゃなくても、両方あります。

○持っていってよかった

・マスク

入院中、病棟でつけることはありませんでしたが、病棟から売店に出る時や入退院時には必要でした。

・100均で売ってるペットボトルにストローつけるやつ

便利、便利と言われて「まさかー。私は仰向けだと咽せるから、どうせぐいっとそのまま飲むよ」と思いながら入院バッグの中へ。

これ使うわ。おすすめされてるだけある。

分娩進行中、冷や汗出てめっちゃ喉渇いた。

キャップ開けて、とかやってられない。おすすめです。

 

セームタオル

面会謝絶だったので洗濯物は頼めず。タオルの枚数を減らすために持っていきました。

拭いて絞って、また拭けるセームタオルは旅行とかでもとても便利。

シャワー後に体や髪を拭いて、絞っておけば翌日には乾いていてまた使える。

 

・現金数千円

面会謝絶なので「ちょっとコレ買ってきて」はできず。病棟の自販機は現金のみの販売。

なぜか財布には万札とわずかな小銭のみ。

欲しかったのは1000円ちょいのピュアレーン。

両替機もなかったので困りました。

うっかり千円札を使わないように入院用財布とか作っておけばよかったです。

 

・乳首保護クリーム

これは持って行かずに後悔しました。乳首ってあんなに簡単に切れるんですね。

赤ちゃんが舐めても大丈夫なやつ、次は持っていきたいです。

 

スマホ

文明の利器。娩出後のLINEや電話にカメラ、ネット通販もこれ一台。使用制限はありませんでした。

 

この他に持っていって使ったのは

・ペットボトルのお茶(空になった後も水道水を汲んで飲んでました。)

・授乳しやすいパジャマ2着(1着は悪露や切れた乳首で汚れたので2着あってよかった)

・妊娠中使ってたパンツ(意外とお腹はすぐに小さくならないorz)

・授乳ブラ

・シャワー時に着替えを持ち運ぶ袋

スマホ充電器(今の時代は必須)

・ペン、ノート(何かメモする用に)

洗顔後や手洗い後に拭くタオル

 

○いらなかった

・タオル2枚目以降

面会謝絶なので洗濯物を家族にお願いすることはできませんでした。上記のセールタオルさえあれば何とかなったので、これは不要でした。

 

・化粧品

入退院時はマスクしちゃうし、入院中も誰に見せるんだよ、ってなって色付きリップさえ使わなかった。これは人によるのでしょうね。

 

・本

陣痛中、暇かなーと思って入れていましたが、そんな余裕なく分娩まで行きました。ここは個人差がありそう。

出産後はネット検索や体の回復などで忙しくて読む暇はありませんでした。

 

・イヤホン

普段から音楽漬けではないので、やっぱり要らず。陣痛中は個室待機→内診台→NST用ベッド→分娩台と移動が多く、イヤホンを付けたり外したりする余裕はありませんでした。

 

・骨盤矯正下着

体に力を入れられない産後に、着脱時に力が入るようなパンツなんて無理でした。

持っていくなら骨盤ベルトをおすすめします。

 

・洗濯用グッズ

旦那に洗濯物を託せなかったので持っていきましたが使いませんでした。

分娩後はマワシみたいな産褥下着?をつけられ、それを翌日まで使用。ブラもつけるタイミングが分からず、翌々日にしてようやく自分の下着をつけたので、持っていった下着3着分で足りたのが理由。

それに洗濯する体力はなかった。

 

以上、コロナ禍での出産についての個人的体験談でした!